確定申告しなくても済む場合とは
それでは、一転してネットビジネスやアフィリエイトの収入について確定申告しなくても済む場合について紹介します。
基本的には前の項目で説明した確定申告する必要がある場合に該当しなければ、アフィリエイトなどのネットビジネスの収入について確定申告は不要ということになります。
したがって、確定申告しなくていいかどうか確かめたい方は、前の項目の確定申告する必要がある場合をお読みください。
なんだ、それだけかと思ったかもしれません。
そんな方のためにプラスアルファのポイントを紹介します。
ネットビジネスやアフィリエイトの収入について確定申告する必要がある場合でも、いざ申告してみると税額に影響を及ぼさないときがあります。
アフィリエイトなどのネットビジネスの収入が税額に影響を及ぼさないときは、たとえ申告しなくてもペナルティがないに等しいです。
つまりそのときは申告しなくても実害がないということです。
そのためこの項目のタイトルを「確定申告しなくても済む場合とは」としています。
確定申告をする必要がない場合でも、確定申告をしなくてもいい場合でもありません。
あくまでも、確定申告をしなくても済む場合です。
税理士としてはこのようなかたちであまり紹介したくはありませんが、「確定申告しなくても済む場合」が知りたいという方が多くいらっしゃるようなので記載することにしました。
実際にこのパターンに当てはまるのは、アフィリエイトなどのネットビジネスの収入について確定申告する必要がある場合で紹介した①又は②に該当する方のうち、所得が少ない方です。
次の計算式で課税される所得金額が0円になるときは、そもそも所得税が発生しないため確定申告をしなくてもお咎めはありません。
◆計算式
(給与収入-所得控除65万円※)+その他の所得(「ネットビジネス・アフィリエイトに関する所得」を含む)-基礎控除38万円=課税される所得金額
※かっこ内の金額は0円未満にはなりません。最小でも0円です。
例えば、給与収入が75万円で、その他の所得がアフィリエイトなどのネットビジネスの所得25万円だとします。
このときは、上記の計算をすると結果は0円になりますね。
よって、課税される所得金額がないため確定申告をしなくても済むことになります。
以上、ネットビジネスやアフィリエイトの収入について確定申告をしなくても済む場合の紹介でした。